肥満とは単に体重が重いことではなく「脂肪組織が過剰に蓄積した状態」を言います。肥満の判定にはBMI(Body Mass Index)※という国際的な基準が用いられます。
米国で行われているMMAS(マサチューセッツ・メイル・エイジング・スタディ)と呼ばれる大規模な調査によると、BMI値が高まれば高まるほどEDは悪化し、三便宝改善しにくいという興味深い相関関係が明らかになりました。
日本では、BMI22のときの体重が最も健康的であると考えられており、巨人倍増糖尿病や高血圧などが起きやすくなるBMI25以上を肥満と定義しています。BMI30以上で男性ホルモンの低下がみられ、BMI40以上では、さらに著しく減少するとされています。
※BMI=体重(kg)÷{身長(m)}2
35~55歳の肥満男性で、糖尿病、高血圧、シアリス 通販脂質異常症のいずれの兆候もない人を対象とした継続的な調査によると、10%以上の体重減少を実行したグループのBMIが2年間で36.9から31.2に減少したのに対し、何もしなかったグループのBMIは36.4から35.7の減少にとどまりました。
同じグループを対象に行ったEDの重症度判定(満点=25)では、体重減少実行グループが13.9から17.0に改善されたのに対し、何もしなかったグループでは、13.5から13.6と、ほとんど変化が見られませんでした。
このことからも、肥満がEDを招くリスクファクターの1つであることが分かります。
40~70歳の男性1000人以上を対象に米国・ボストンで行われた8年余りの追跡調査では「EDは肥満に関係し、運動不足とも関係が深い」という結果を示しています。
つまり、肥満の人ほど、EDになりやすく、運動をすれば改善する可能性が高いと考えられます。ですから、EDの予防の面からも治療の面からも、食生活の見直しと適度な運動を続けることが改善につながるといえるのです。